8月旧盆頃は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」ヒグラシの声聞いたことがありますか?

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夜、11時過ぎにベッドに入り、眠りにつくまでの僅かな時間。

少し開けた窓の隙間からセミの鳴き声が聞こえてきます。

「カナ、カナ、カナ・・・」「ヒッ、ヒッ、ヒッ、・・・」「キ、キ、キ・・・」

何か物悲しい鳴き声。ヒグラシの鳴き声ですね。

ヒグラシ 2003年8月23日撮影 (滋賀県大津市) OLMPUS C700UZ

8月12日から8月16日の旧盆の頃は七十二候でいうと「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」。

七十二候とは古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。詳しくは「暮らし歳時記」サイトを参照してください。

七十二候|暮らし歳時記
七十二候について、紹介していきます
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ヒグラシの鳴く時間帯

ヒグラシの鳴き声は陽が沈み始めた夕刻から早朝にかけて聞こえます。

ウェザーニュースのリポートによれば18時から19時台が一番鳴く時間帯のようです。8時から昼過ぎの時間帯はほとんど鳴かない。暑さが苦手なんでしょうね。

【寒蝉鳴】ヒグラシは日暮らし!?
13日からは七十二候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」が始まります。みなさんは寒蝉(“かんせん”または“かんぜみ”)って知ってますか?ヒグラシなど秋に鳴くセミのことを指しています。

ヒグラシに寄生するセミヤドリガ

セミに寄生する蛾の仲間にセミヤドリガがいます。

特にヒグラシに寄生することが多く、腹部に白い繭玉をくっつけたヒグラシをよく見ます。

画像は2005年8月15日に近所の公園で撮影したヒグラシです。

腹部の両脇に大きな白い繭玉がくっついています。

セミヤドリガに寄生されたヒグラシ 2005年8月15日撮影(滋賀県大津市) OLMPUS C700UZ

寄生されたヒグラシには大きな害はなく、すぐに死んだり、産卵ができなくなることはないようです。

しかし、白い繭玉はよく目立つので、天敵である鳥に見つかる可能性が高くなりますね。

本記事で使用している画像は2003年と2005年の晩夏に撮影したものです。最近、ヒグラシを観る機会が少なくなりました。環境が変わり、個体数が随分減ったような気がします。

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