新緑が眩しい季節になりました。
この時期、キショウブが大きな黄色い花を咲かせ、新緑との対比がとても美しいです。
キショウブは要注意外来生物
美しい黄色い花を咲かせるキショウブですが、実は外来種。
西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃に鑑賞用として日本に持ち込まれました。
繁殖力が強く、野生化したものが日本全国に生息域を拡げています。
繁殖拡大による影響
国立環境研究所の侵入生物データベースによると
在来種,畑作物との競合,在来のアヤメ属との交雑
影響を受ける生物:在来の水生植物,農作物(競合).在来アヤメ属(交雑)
国立環境研究所の侵入生物データベース キショウブ https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80820.html
繁殖力が強いということは土の栄養分の吸収も早いということで、在来種や畑の作物の生育を妨げるし、日本固有のアヤメと交雑してしまいます。
キショウブの種
キショウブは5月~6月に花を咲かせたあと、秋に種を結びます。種は鞘上の袋の中に入っていて、成熟すると地面もしくは水面に落ちます。
川のほとりにキショウブが多くみられるのは種が川に流されてくるからなんでしょうね。
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