蝶の仲間の中で一番早く姿を見せるのはテングチョウです。
テングチョウはタテハチョウ科の蝶で、頭部が天狗の鼻のように伸びていることからこの名が付いています。
早春から観察できる
テングチョウが飛ぶ姿を観察できるのは早春3月頃で、日中の陽が当たる場所で舞う姿を観察できます。
今回も3月21日に飛ぶ姿を観察できました。
こんなに早い時期から観察できるのは成虫で越冬するためです。成虫で越冬する蝶は他にもいるのですが、テングチョウだけが早い時期に飛び回るのは他にも理由があるからでしょう。
寒さに強いのは毛深いせい?
目の前の陽だまりに止まったので、マクロレンズを近づけてみました。
寒の戻りで肌寒かった影響か近づいても、すぐには逃げなかったです。マクロレンズにまだ慣れていなかったので、接写の画像はわずかに手振れしていましたが、身体が体毛で覆われているのがよくわかります。
体色も褐色で濃いため、太陽の光を吸収して体温を上げられるのでしょう。
テングチョウが早春に活動することができるのは濃い褐色の体毛の効果なんでしょうね。
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