昆虫の集まる樹液と言えば、クヌギ、コナラなどドングリが生る落葉高木を思い浮かべるでしょうが、
今回、コクワガタのペアとカナブンを見つけたのはカエデ科の樹木でした。
たぶんイタヤカエデの木だと思います。
樹液を吸うコクワガタのペア

コクワガタは市街地の公園でも見つけることができるクワガタムシです。
カブトムシと違って、数年生きるので、早ければ5月頃から見かけることがあります。
人気があるのはオオクワガタやノコギリクワガタなど大型で大顎が迫力があるクワガタムシですが、なかなか見つけることはできません。
コクワガタは日中でも簡単に見つけることができ、飼いやすいので、子供の頃は毎年収集しては、家で飼っていました。
僕が子供の頃は飼育セットは販売されていなかったので、紙の箱にスイカの端やキュウリなど汁が出る野菜を与えていました。
今はスーパーやコンビニなどでも飼育セットが買えますね。
樹液の代わりになるエサもチューブに入れられて、栄養価が高く、長生きするように工夫がされているようです。
樹液酒場の常連、カナブン

日中、雑木林を散策していると、樹液に群がっているのはカナブンばかりです。
たまにオオスズメバチがいたりするので、注意しないといけないです。
カナブンはコガネムシの仲間ですが、その呼び名は身体のメタリックな輝きからでしょう。漢字では「金蚉」と書きます。
カナブンは樹液を吸いますが、同種のハナムグリは樹液の他に花の蜜も吸います。
コガネムシは葉を食べるので、害虫扱いされますが、カナブンは染み出た樹液を吸うので人間にとっては無害ですね。
撮影場所:滋賀県大津市
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