疏水のカワウ

平安神宮から南禅寺に移動する途中、岡崎動物園脇を流れる琵琶湖疏水でカワウの群れを観ました。

琵琶湖疏水で群れるカワウ

琵琶湖から飛来したのか?

ひとつ山を越えれば琵琶湖で、たぶん琵琶湖で繁殖した個体でしょう。
琵琶湖では竹生島を中心としたコロニーがあり、巣立ちした若い個体が全国へ広がっているようです。

琵琶湖では1990年代に爆発的に増加

琵琶湖のカワウは平成に入った1990年代に爆発的に増加。
平成16年には40,000羽を超える個体が確認されています。
繁殖の中心地である竹生島では森林が枯れるなど甚大な被害が発生しました。
その後、滋賀県の各種対策により平成30年春にはピーク時の4分の1以下の約6600羽まで減少しています。

カワウ問題/滋賀県
http://www.pref.shiga.lg.jp/g/suisan/mamorou-b-s/kawau/kawau-text.html

琵琶湖の水産資源にも打撃

滋賀県のサイトによれば、増えすぎたカワウによる漁業への影響も大きく、平成28年の統計ではカワウが琵琶湖に滞在する3月~9月の捕食量は約487トン。
琵琶湖漁業における年間魚類漁獲量(約947トン)の約5割に相当する量となっているそうです。

ウミウとの違いは?

カワウは川、池など主に内陸を生息圏としていますが、海岸周辺を生息圏としているのがウミウです。

ウミウはカワウより少しだけ大柄で、日本では鵜飼として使われています。

体形的な違いは前述の大きさ以外に、くちばしの先がウミウの方が鋭く、鉤状に曲がっていることです。

生態の違いとして、カワウは数十から数百羽単位で行動しています。
カワウが有害とされるのは集団で行動する点でしょう。
カラスに似ていますね。
カラスも集団で行動し、都会では生ごみに群がっている姿をよく見ます。

春になると琵琶湖へ戻るの?

春になり繁殖期になるとここで群れているカワウは琵琶湖へ戻るのでしょうか?

冬場の琵琶湖はカワウの餌となる小魚は湖の底へ。
春になり湖水が暖かくなると、小魚も水面や浅瀬へ上ってきます。
魚が豊富な琵琶湖なので繁殖には適しています。
たぶん琵琶湖へ戻るんでしょうね。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です